諸説ある!?エディンバラの忠犬ボビー

エディンバラ

エディンバラのご当地スターバックスマグに登場したり、
街のシンボルとして愛されているボビー。

ボビーにはこちらで会えます。
スコットランド国立博物館の近くです。↓

ボビーの像のすぐ後ろに墓地があるのですが
こちらはハリーポッターの作者J.K.ローリングが
登場人物の名前を取ったりした、というお墓で
ボビーは飼い主が亡くなった後にお墓を守り続けた、
というお話があります。

渋谷のハチ公のまさにエディンバラ版、
みたいなお話です。

(墓地があまり得意ではないので私はさーっとしか歩いてなくて見つけられていないのですが、登場人物の名前が刻まれているお墓があるそうです。)

そんなボビー、いつからか鼻を触ると幸運に恵まれる、
みたいな伝説が広まり、観光客の皆さんがすりすり…
鼻だけ禿げてしまっています。
地元民的には…「税金で塗るから触るなら鼻以外にして!」
とおっしゃってる方もいらっしゃいました😅

そんなボビーですが、実は諸説あるらしいのです。

ロイヤルマイルにあるエディンバラ博物館には
ボビーに関する展示があります。
ちなみにこちらも入場料無料です。

ボビーの像を作った時の型や首輪などの展示があります。
展示の説明にあった説を並べてみましょう。

説①
警官のジョン・グレイさんの犬で、
亡くなった飼い主の墓を14年間守ったそう。

説②
ボビーの飼い主が誰なのか誰も実は知らなくて、
墓地付近でよく地元民に愛されていた犬で、
(別に墓を守ってもいなかったらしい)
ボビーが亡くなった後の後任犬が
スカイテリア(銅像)だった、というもの。
オリジナルのボビーはミックス犬だったそう。

説③
ボビーは元々エディンバラの南のペントランドヒルズの羊飼いの犬で、
エディンバラを飼い主と訪問中に飼い主が亡くなり
墓地付近の地域犬になったらしい、というもの。
エディンバラ城の1時の大砲をご飯の時間、とボビーに覚えさせた人がいて
レストランの名物犬になり、レストランも繁盛したそう。

どの説が正しいのかわからないのですが、
地域犬だったボビーは新しい法律で殺処分の危機に瀕死ました。
地元民に愛されても、ちゃんとした飼い主がいなかったからです。
ボビーの話を聞いた市長(に相当する偉い人)が
犬の登録料を負担し、展示されている首輪が贈呈されました。

実際は忠犬だったのかのかも怪しいボビー。
貴族のご婦人が感銘を受けて像を立てたそうです。
アメリカで映画になったり、本になったり、
ものすごく有名になっているんだとか。

ボビーは結構小さいです。
周りはすぐ車道で、歩行者用信号が無くてタイミングで渡るしかありません。
ハチ公と違って待ち合わせ場所にはあまり適していないかも。
ボビーに会いに行く際は周りの車にお気をつけください!

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